新日本補聴器(株)新日本補聴器センター　札幌店 | 日記 | 補聴器は何故、両耳の方が聞こえるのでしょうか？

 これから補聴器をしてみようかと考えている方とお話をすると「補聴器は方耳だけでいいんです」とおっしゃる方がいます。

 　何故か初めて補聴器の装用を検討しようとする方の中には方耳だけで大丈夫だと思って来店する方がいらっしゃるですが、きちんとお話をすると大抵の方は両耳での購入を選択していただけます。

　聞こえづらいな･･･と感じる以上、ほとんどの場合は両方の耳の聴力が下がっています。例えば「右耳はよく聞こえる」とおっしゃる方も左耳よりは聞こえるという程度で健聴者と比べると十分に聞こえづらくなっています、極論してしまえば、方耳で最高の補聴器を使うよりも同じ値段で両耳の補聴器を使った方が自然な聞こえを得ることができます。

補聴器は何故、両耳の方が聞こえるのでしょうか？

　両耳に補聴器を入れると左右の耳から音が入るので、聞こえの範囲が左右均等に広がり、音の方向を捉えやすくなります。音の方向が分からないと、街を歩くときなどの危険が高まります。
また、片方にしか補聴器をつけていないと、補聴器をつけていないほうの耳の言葉の聞き取り能力が次第に衰えていく場合があるという研究結果もあります。
 両耳からしっかり音を入れて右脳・左脳両方を使って何の音なのか判断し、話の内容を理解するのが最善の方策です。 どの位違うのか試してみたい方は是非一度、お店に足をお運びください。

 　人の体は目も耳も鼻も２つ揃って働くように生まれています、本来あるべき使い方をしてあげるのが最も効果を得られるのは当然のことなのかもしれません。

新日本補聴器センター【札幌店】　斉藤 聖　

定休日／水曜日・日曜祝日・第４土曜日